銀行で取り扱いをしていない投資の種類

銀行で取り扱いをしていない投資の種類

紹介する投資商品は、証券会社やFX会社など、種類ごとに取扱いできる会社が決まってます。

 

株式投資

企業が資金調達のために発行する株式を売買して、その差額利益や配当金を待ちのぞむ投資方法になります。株価は、企業の業績や景気状況、各投資家の売買状況(需要と供給)などの影響を受けて常に変動します。

株式の現物取引では、自分が投資した金額以上の損にはなりません。余裕資金で行うことや、少額の投資とすることでリスクの低減が可能になります。その他、株式を売らずに保持すると、配当や株主優待などのインカムゲインも期待できます。

 

FX(外国為替証拠金取引

FXとは「Foreign Exchange」の略で、外貨を売買してその差益を得る投資手法になります。外貨の為替差益によって収益を得る投資方法には、紹介した外貨預金もあります。

FXでは、「レバレッジ」という手持ちの資金を超えた金額で取引できる仕組みが利用可能になります。レバレッジをかけることで、担保となる資金(取引保証金)の何倍もの金額を取引できます。これにより、少ない資金で大きな投資が可能となります。

ただし、思惑と逆の方向に為替が動いた場合には、損失が大きくなる恐れもあるため、注意が必要です。

 

暗号資産(仮想通貨)

暗号資産(仮想通貨)とは、インターネット上でやりとりされる通貨のことで、公的な発行主体や管理者が存在しないのが特徴になります。

「仮想通貨」という名称を、聞いたことがある方も多いとおもいます。しかし、2020年5月1日に改正資金決済法と改正金融商品取引法が施行され、「仮想通貨」という呼称から、「暗号資産」に切り替えとなりました。

暗号資産は、短期間で価値が何倍にもなる可能性がある一方で、需要の増減や市場の変動によって価格が大きく下落するハイリスク・ハイリターンの商品になります。

また、取引所の廃止やハッキングなどによって引き出せなくなる可能性もあります。

2020年の法改正によって、不正行為などに対して法規制が行われるようになりましたが、預金保険機構のような補償があるわけではないため、注意が必要になります。

 

ETF(上場投資信託

ETFとは、「Exchange Traded Funds」の略で、日本語に訳すと上場投資信託です。

ETFは、先に紹介したような投資信託のうち、証券取引所に上場しているものを指します。株式と同様に証券取引所を通じて売買取引できることが特徴です。なお、ETFでは上場しているもののみが対象であるため、一般的な投資信託と比較すると商品数や種類が少ないという特徴もあります。

 

不動産投資

不動産投資は、利益を得ることを期待して土地やアパートなどに投資する方法になります。

例えば、物件価値の上昇を期待して不動産を購入し、価値が上がったときに売却して利益を得ることや、購入した不動産を人に貸して家賃収入を得ることもできるようになります。

ただし、不動産購入資金が大きくなる傾向にあるため、初心者にはおすすめしにくい投資方法になります。


個人向け社債

社債(しゃさい)とは、企業が投資家から資金を募る際に発行する有価証券になります。紹介した国債のように、債券上に償還日や利払日、利率(クーポンレート)などが明記されています。

企業が投資家から資金を募る目的で発行する有価証券には株式もありますが、株式と異なるのは発行した企業に返済義務を課す点になります。

 

金(きん)

金は、世界共通の価値で扱われている投資資産になります。金の取引は米ドルで行われ、日本国内での金価格は米ドルの為替相場の変化に応じて上下します。金は世界情勢の変化に強いことが特長になります。そのため、「有事の金」とも呼ばれ、株安などが起きると、安全資産として金を買う人が増えるそうです。

なお、埋蔵量に限りがあるため、金を買う人が増えて価値が上がる場合はあっても、歴史上、無価値になったことは今のところありません。