転職で失敗する30代の特徴

転職で失敗する30代の特徴

経済的に困ってしまう

これは、転職先を見つける前に現在の仕事を辞めてしまった人に起きる失敗になります。

なかなか次の就職先が決まらずに収入がないまま転職活動が長期化してしまうと、経済的に困ってしまうことになるでしょう。

一般的に、転職活動に要する期間というのは、3か月から1か月半といわれているのです。

しかし人によっては、活動に1年かかってしまうこともあります。

そのため、仕事が忙しくて転職活動に専念できず、現在の職業を辞めてから転職活動を行う人でも、結局仕事が決まらずアルバイトをする羽目になったというパターンも少なくないのです。

かといって、仕事をしながらだとダラダラ活動してしまって、モチベーションが上がらないという意見もあります。

お尻に火をつける意味で仕事をやめてしまうという人もいます。

 

② 転職先が見つからない

これもかなりある悩みになります。

30代になると転職先が見つからず、年齢のせいだと思われがちですが、実は条件にこだわりすぎているのが原因のことが多いようです。

仕事内容だけでなく、年収や待遇や通勤距離など、さまざまな条件にこだわればこだわるほど、仕事は見つかりづらくなるでしょう。

あまりにも妥協しすぎるのはいけませんが、仕事を探す際はやみくもに条件ばかり上げるのではなく、「絶対にゆずれない条件」と、「少しは妥協できる条件」にわけて探すようにした方がいいでしょう。

あまりにも条件が厳しいと、良い条件の仕事を見つけたとしても最終面接で残念な結果になってしまったり、そもそも仕事が見つからないということもあるでしょう。

 

③ 転職する理由が曖昧

これは20代でも30代でも同じことですが、転職する理由が曖昧だとうまく転職することができないです。

現在は転職市場が活気づいています。周りの状況に流されて妙に焦ってしまい、なんとなくで転職を考えていたり、ただただ今の職場から逃げたいという気持ちだけで転職を考えたりしていませんでしょうか?

転職の面接では、きちんとした転職理由があるのかどうかがチェックされるでしょう。

ここで曖昧な答えをしてしまうと、面接の失敗につながってしまいます。

もしも運良く転職できたとしても、そういう人は新しい職場で必ず不満がつのってしまうでしょう。

そうやって職を点々としてしまうのです。

 

④ 前の職場での常識を持ち込んでくる

これも困ります。

せっかく新しい職場に転職できたとしても、前の職場の常識を持ち込んできて、「前の会社ではこうだった」などという人もいます。

転職先では転職先のルールがあるため、前の職場のルールが通用しないということも多々あるでしょう。

戸惑うことも多いかもしれませんが、転職するというのはそういうことになります。

見境なく前の職場での常識を持ち込む人は、新しい職場で浮いてしまい、うまく実力を発揮できないこともあります。

 

転職に向いている・不向きな30代の特徴とは

いくら「転職をしたい!」と思っても、転職に向いている人とそうでない人がいます。

ここでは、転職に向いている人と、不向きな人の特徴をあげます。

 

① 転職に向いている30代の特徴

 

転職にあたって明確な理由がある

先程もありましたが、転職するにあたって明確な理由と目的は必須です。

「○○だから転職したい」という理由がしっかりある人は、仕事選びにもブレがなく、すぐに転職先が見つかりやすい傾向にあるのが特徴になります。

求人探しの効率もよく、自分が求めている仕事を引き当てることが出来るでしょう。

 

向上心がある

向上心も大切です。

転職したいと感じている人は、確実に状況を今よりも良くしたいと考えているはずでしょう。

向上心が大きければ当然、転職に対するやる気も違うでしょう。

そのためダラダラと活動することなく、すぱっと転職活動を済ませることができる傾向にあります。

 

キャリアプランが明確にある

転職が成功する人は、みんな明確なキャリアプランを持っています。

「○歳までにこのポジションについて、△歳にはこうなっていたい」というような、具体的な目標です。

これがあるのとないのでは大きな違いが生まれるのです。

キャリアプランが明確にあることによって、面接での発言に自信が生まれ、気持ちにブレがなくなるでしょう。

 

変なプライドがない

こちらは転職先での話になりますが、転職に成功する人は変なプライドがないです。

前の職場でどのような立場についていたとしても、新しい職場では新入社員です。

自分より年齢が下の人が先輩になることだって大いにありえます。

ときには、一回り以上離れていることだってあるでしょう。

転職に成功する人は、年下であろうが年上であろうが関係なく接することが出来るため、変なプライドがありません。

そのため仕事も吸収しやすく、即戦力になりやすいです。

 

② 転職に不向きな30代の特徴

次は、転職に不向きな人の特徴を紹介します。

キャリアプランがない

転職に失敗している人のほとんどが、明確なキャリアプランを組み立てられていないです。

あったとしても漠然としすぎていたり、立てたキャリアプランをきちんと追求できていなかったりしたのです。

キャリアプランは、たとえ転職活動をしないにしてもかなり重要なものになります。
明確な目的や目標があるのかどうかは、面接で必ず問われるでしょう。

ここで曖昧な答えをしてしまうと、内定を逃してしまうでしょう。

自分の人生において明確な目標がない人は、仕事を行う上でも計画性がないのではないか、と思われてしまいます。

キャリアプランが特にないという人は、早めに考えておく必要があります。

 

転職理由が逃げ

これは意外と多いです。

転職する理由が、ただただ「今の職場から逃げたい!」というものではありませんか?

いまの職場が精神的に辛かったり、身体にあまりにも負担がかかりすぎてしまったりしている場合は、無理をせず転職という方法をとるのも良いとおもいます。

しかし何も他の方法を考えようとせずに、ただ「人間関係が嫌だから逃げたい」「給料が全然上がらない」などの理由ですぐに転職を決めてしまうのはもったいないでしょう。

この理由だと、ベースに不満があります。「どうして人間関係が嫌なのか?」「どうして給料が上がらないのか?」などと理由を考え、措置として部署異動などの方法もあるでしょう。

ベースに不満があり、不満からの転職だと、新しい場所でも必ず同じように不満が生まれてしまうでしょう。

根本が変わっていないのです。

 

プライドが高い

こちらは転職先での話になりますが、無駄にプライドが高い人は転職先で失敗しがちという特徴があります。

前職でどのような役職に就いていたとしても、新しい職場では新入社員からのスタートになります。

年下が上司になることも充分にありえるため、年下から仕事を教わったり、指示を受けたりすることにもなります。

なにかミスを起こせば、もちろん年下から注意されたり、時にはひどく怒られたりすることもあるかもしれないでしょう。

このときに変なプライドが働いて、「なんで年下にこんなことを言われなくてはいけないんだ!」などと思ってしまう人は、どうしても仕事を行っていく上でストレスに感じてしまうでしょう。

良い悪いではありませんが、このような性格の人はなかなか仕事を遂行していくうえでうまくいかなくなってしまうため、結局退職してしまうというパターンが多いです。

 

 

転職に不向きな人はどうすればいいのか

転職に向いている人、向いていない人の特徴をまとめました。

それでは、転職に向いていない人はいったいどうしたら良いとおもいますか?

 

① 明確なキャリアプラン・目標をたてる

就活に向いている人の特徴として「明確なキャリアプランがある」というものがあります。

今の時点でプランが曖昧という人は、早めに決めておくことをおすすめです。

もし「どうしても決まらない!」という人は、「自分は何がしたいのか?」から始まり、「1年後どうなっていたいか?」「3年後は?」「5年後は?」「10年は?」というふうに、短いスパンに区切って考えてみると良いでしょう。

このときに、転職する理由が曖昧だったり、単に今の会社から逃げたいというものだったりする場合は、今のうちに転職理由を洗い出しておく必要があるでしょう。

明確で正当な転職理由であれば、次の就職先も見つかりやすいです。

 

② プライドを捨てる

転職にあたって、プライドは一切いらないです。

先ほど紹介したように、上司が年下になることもあります。

そのときに、年下から指示を受けたり、ときには怒られたりすることができるかどうかの度量が問われてきます。

「年下から言われたくない!」なんていう変なプライドがあっては、新しい職場でうまく仕事を進めることはできないでしょう。

プライドを持って怒るより、ひとつでも多く仕事を覚えるようにすることです。そうすれば早めに戦力になることができて出世していくでしょう。