銀行で取り扱いしている投資の種類

銀行で取り扱いしている投資の種類

銀行で取扱いをしている投資商品には以下のようなものがあります。

投資信託
投資信託では、「資産運用の専門家」である運用会社が、投資家に代わって運用を行うものです。たくさんの投資家から集めたお金をもとに運用するので、大きな資産規模となり、複数の対象に分散して投資が可能できます。

対象となる投資先には、例えば国内外の株式や債券、不動産などがあり、目標とするリターンやリスクに応じてこれらの組み合わせ方や配分を変えます。なお、投資信託のなかでも株式を組み入れて運用できるものが「株式投資信託」になります。

また、不動産の投資信託のことを「REIT（リート）」といいます。これは、投資家から集めた資金でファンドマネージャーが複数の不動産に投資を行います。そこから得られる家賃収入や不動産の売買益を投資家に配当するものになります。

1つの資産だけに投資すると、投資先の業績や景気によって受ける影響が大きくなる傾向にありますが、投資先を分けることでリスク分散となります。

投資家が一人で分散投資する場合は、資金のみならず、経済動向や金利、税金といったあらゆる分野の知識が必要になります。しかし、投資信託ならたくさんの投資家がお金を出し合う仕組みであるため、少額から投資ができます。

外貨預金

外貨預金とは、円ではなく米ドルやユーロなどの外貨で行う預金になります。一般的な円預金と同様の仕組みで、預けたお金に対して利息が付与されます。

預入時には円から外貨に、引出し時には外貨から円に換金してお金を出し入れするため、為替変動の影響を受けやすいことが特徴です。

例えば、預入れ時よりも払出し時に「円安」になれば利益を得られますが、「円高」になった場合は預入れたお金（円建て）よりも下回り、損失が発生する仕組みになります。なお、預入れ時と引出し時には為替手数料が発生します。

後述するFXとは異なり、外貨預金は手持ち資金以上の取引はできません。

国債
国債とは、国が資金調達のために発行する債券です。銀行で「個人向け国債」という名称を見たことのある方もいるかもしれません。債券とは「借入証書」のようなもので、利子や返済する期間（償還日）、返済する金額（償還金額）などが決められているものとなります。

国債を購入すると、定期的に利子が支払われ、原則、満期（償還日）になれば元本が返却される仕組みになります。日本が発行する日本国債をはじめ、各国政府が発行している外国債券もあります。