生命保険の保障内容

生命保険の保障内容

生命保険の保障内容について種類別に詳しく見ていきます。

生命保険の3種類(死亡保険、生存保険、生死混合保険)の特徴は全く異なります。

保険に加入する際にはそれらの違いをよく把握し、自分の目的に合った生命保険を選ぶようにしましょう。


死亡保険

被保険者が死亡もしくは高度障害状態になった場合に、保険金が支払われる死亡保険は、保険期間によってさらに2種類に分類することができます。

死亡保険の種類2つ終身保険

定期保険

終身保険

終身保険は、死亡保障が一生涯続く保険になります。

保障期間が長い分保険料も比較的高額ですが、保障期間のうちは保険料が上がることはないです。

 

終身保険を途中で解約したらどうなるでしょうか?

終身保険は、途中で解約した場合に今まで払い込んだ保険料のうち一定の割合が「解約返戻金」という形で手元に戻ってきます。

被保険者が亡くなるまで保障が続くため、家族にお金を残してあげたいという人に向いているのです。

 

解約返戻金は他にも使いみちが

もし死亡保障が必要なくなった時には、解約して解約返戻金を老後資金に利用するなど、ライフプランに合わせて柔軟に活用できる点が終身保険のポイントになります。


定期保険

定期保険は、一定の期間のみ保障が続く生命保険になります。

たとえば、10年間、20年間などの期間が定められ、この期間を過ぎると「契約更新」という形で再度生命保険を契約することになります。

 

注意点

保険料は比較的安めですが、同じ保障内容で契約更新をすれば、保険料が段々上がっていくのです。

また、保険料は「掛け捨て」なので、貯蓄効果はないです。

手ごろな保険料で、家族のために万が一のリスクに備えたい人に向いているでしょう。


生存保険

生存保険とは、被契約者が保険契約期間の満了まで生存していた場合に保険金が支払われる保険になります。

生存保険の主な種類

個人年金保険

学資保険(こども保険)

個人年金保険は、被契約者があらかじめ決めた年齢になった時から、年金を受け取ることができる保険になります。

そして、学資保険は、教育資金準備のための保険で、保険期間の満了を迎えたら保険金が支払われるものです。

 

この2つの保険のように、生存保険は将来のための貯蓄が主な目的になります。死亡保障の機能はほとんどないです。


生死混合保険

生死混合保険は、主に養老保険が挙げられ、保険料が終身保険などよりも高く設定されています。

 

養老保険が適した人

養老保険は死亡保障機能も貯蓄性も優れているため、死亡保障を確保しつつ、しっかり定めた将来の目的に向けて貯蓄したいという人に適した保険であるといえるでしょう。